40代をもっとキレイに!

パーソナルスタイリストのRieのブログ。ファッションや美容情報などをお届けします。

お洋服の素材 まとめmemo

こんにちは。パーソナルスタイリストのRieです。

30代~40代の個人のお客様を対象にファッション・メイク・美容まで、トータルアドバイスを行っています。

 

週末のお買い物の前に、今回は「素材」についてチェックしたいと思います。 

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洋服の生地は、さまざまな繊維から出来た糸から出来ています。

大きくは動物や植物からとれる天然繊維と人の手によって作られる化学繊維に分類されます。

天然繊維

自然界に生息する植物や動物などを原料としている。資源に限りがあるため。お値段は化学繊維に比べると高め。

春夏は綿や麻の植物繊維が多いですが、秋冬になると温かい動物繊維がたくさん出てきます。

種類 繊維名 メリット デメリット
植物繊維 綿 ・丈夫
・汗をよく吸い、保温性、耐久性も優れている
・アイロンOK
・色落ち・色移りしやすい物もある(デニムなど)
・縮みやすい
・しわになりやすい
・繊維の中が空洞になっているため、吸水性に優れる
・触感は硬く、シャリっとした清涼感がある
・丈夫
・色落ち・色移りしやすく、日光、汗、洗濯によって退変色がおこる
・摩擦で毛羽立ちやすい
・しわになりやすい、アイロンでも取れにくい
動物繊維 羊毛(ウール)* ・弾力がある
・しわになりにくい
・保湿性、保温性が高い
・虫に弱い(毛が細いほど好まれる)
・毛玉になりやすい
羊毛以外の獣毛* ・手触りがよくなめらか ・虫に弱い(毛が細いほど好まれる)
・軽い
・光沢が美しい
・染色性、保湿性、保温性、放湿制に優れる
・光で黄変する
・水や摩擦に弱い
・虫に弱い
羽毛 ・軽く、保湿性、透湿性に優れる ・水に弱く、乾きにくい
 *秋冬に活躍する ”獣毛” いろいろ

・カシミヤ(カシミヤヤギ)

 暖かい柔らかい軽い高価・デリケート

・モヘヤ(アンゴラヤギ)

 光沢・コシ・弾力性

アンゴラアンゴラウサギ)

 暖かい・軽い・保湿性・毛が抜けやすい色の発色が良い

 ・アルパカ(アルパカ)

 光沢・コシ・弾力性・丈夫毛玉になりにくい・染色しづらい

・ウール(羊)

 光沢・弾力性

 

同じ繊維であっても、子/大人の毛や太さ、産地、作り方などでも変わってくるので全てが同じではありません。

デリケートな素材はブラッシングなどのお手入れも必要ですし、洗濯もクリーニングになります。「着心地」や「自分の生活パターン」などを購入前にチェックしましょう。

 

化学繊維

化学繊維の中にも、春夏/秋冬に活躍するものと通年活躍する繊維があります。

これからの時期に増えてくるのが ”アクリル” ふんわりした質感は獣毛に近く、ニットに使用される事が多いです。染色性に優れているので、ネオンカラーやパキっとした原色の商品によく使われます。

価格も安くて、可愛い商品も多いのですが、静電気が起きやすく、毛玉ができやすいので注意も必要です。

種類 繊維名 メリット デメリット
再生繊維 レーヨン ・吸湿性がよい
・光沢・ドレープ感にすぐれる
・熱に強い
・水に縮みやすく、しわになりやすい
キュプラ ・静電気の発生が極めて少ない
・吸湿性が高い
・しわになりやすい
・水ジミになることがある
半合成繊維 アセテート
トリアセテート
・シルクのような光沢
・プリーツセットができる
・引っ張りや摩擦に弱い
合成繊維 ナイロン ・強い 水に塗れても強度が低下しない
・軽く弾力性がありしわになりにくい
・乾きやすい
・プリーツセットができる
・静電気が起きやすい
・吸湿性が低い
・高温で溶ける
ポリエステル ・乾きやすい
・水に縮まない
・軽く弾力性がありしわになりにくい
・カビや虫に強い
・プリーツセットができ、保持力も強い
・静電気が起きやすい
・吸湿性が低い
アクリル ・染色性にすぐれ、色落ちもほどんどしない
・ふっくらした質感で保温性が高い
・カビや虫に強い
・弾力性がありしわになりにくい
・毛玉になりやすい
・静電気がおきやすい
・吸湿性が低い
ポリウレタン ・ゴムのような伸縮性
・天然ゴムと違い染色性がある
・塩素・カビに弱い

 

天然繊維と化学繊維を上手く掛け合わせて作られている製品もとても多いです。

染めづらいアルパカにアクリルを混ぜて色合いをよくしたり、アンゴラにナイロンを混ぜて強度を出したりなど、いろいろ工夫されています。

ファストファッションでは、価格を抑えるため化学繊維がよく使われます。

ドレープのキレイなワンピースには、必ずといっていいほどレーヨンが使われています。お洗濯後には必ずアイロンが必要になるので、手間と価格の優先順位を考えて購入を決めるのも良いと思います。

そのアイテムを着る頻度も影響してくると思いますので、シンプルな定番アイテムは強い素材/トレンドアイテムは価格の安い素材を選ぶのもいいかもしれません。

 

お洋服を買う時は、取り扱い表示と素材を必ずチェック!
事前に失敗を防いで、秋冬ファッションをより楽しみましょう♪

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Rie