40代をもっとキレイに!

パーソナルスタイリストのRieのブログ。ファッションや美容情報などをお届けします。

ピンクリボンデー 乳がんリスクを考える

こんにちは。パーソナルスタイリストのRieです。個人のお客様を対象にメイク・美容からファッションまで、トータルアドバイスを行っています。

 

昨日はピンクリボンデーでしたね。スカイツリーがピンクになっていました。

みなさんは、乳がんについて何か対策はしていますか?

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女性特有のがんである「乳がん」は40代~50代の女性に多く、女性のがんの中では発症数が第1位と非常に多いがんです。

乳がんはその位置から、肺や骨への転移が多く死亡率も高いです…。

先日、小林麻央さんが乳がんで亡くなられたのは、記憶に新しいと思いますが、30代でも決して油断はできません。 

 

キレイになる事と病気について考えたとき、2つの思いが浮かびます。
一つは、元気でいないと思う存分オシャレやメイクが楽しめないなってこと。
もう一つは、たとえ病気になってもキレイでいたいという思いは変わらないし、病気で気分が塞ぎがちな人にも、キレイを届けることで気持ちから元気になって貰えたら思うこと。

昨日はそんな事を考えながらスカイツリーを眺めてました。

 

乳がんを招く原因

乳がんの大きな原因と言われているのが、女性ホルモンのひとつのエストロゲン

エストロゲンが、乳がん細胞の中にあるエストロゲン受容体と結びつくことで、がん細胞が増加、肥大化して発症する、と言われています。

 

エストロゲンは卵胞ホルモンで、次のような役割をしています。

● 女性らしい丸みをおびた体をつくる
● 卵胞の成熟を促す
● 受精卵の着床を助けるため子宮内膜を厚くする
精子が子宮の中に入りやすいよう頸管粘液の分泌を促す
● 自律神経、感情の動きや脳の働きを整える
● 骨の形成を促し、血管収縮を抑制する
基礎体温を下げる

妊娠や出産だけでなく、女性らしさを高めてくれるホルモンとして、肌や髪質をよくする働きなどもしています。

でも、昔に比べて乳がんが増えているのには、このエストロゲンが過剰に分泌されたり、長い間女性の身体がエストロゲン過多に陥っているからだと言われています。

 

それはなぜでしょうか?

 

昔に比べて出産数が少なく、初出産年齢も高い

私のおばあちゃんくらいの時代は、子供がたくさんいるのは普通でしたよね。

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結婚も今よりずっと早く、出産→授乳→出産・・・と繰り返していたので生理になる回数がいまよりずっと少なかったです。その当時の女性の一生の生理回数は50~100回程度なのに対して、現代の女性は多い人では、なんと600回も生理になると言われています。

妊娠中も女性ホルモンは増えますが、エストロゲンに比べてプロゲステロン(黄体ホルモン)も増えます。

プロゲステロンの働きは、

基礎体温を上げる
●子宮内膜を厚くして着床を助ける
●乳腺を発達させる
エストロゲンの作用を抑制する

エストロゲン過多になるのを、プロゲステロンが防いでいるのです。

プロゲステロンは、排卵後から次の生理にかけて分泌されます。この時期、人によっては腹痛や腰痛、頭痛が起きたり、身体がむくんだり、精神的に不安定になってイライラしたり、ニキビが出来たり…と様々な症状が。

やっかいなホルモンと思っていましたが、実はとても重要な役割を果たしているんですね~。

また、初産年齢が低いほど乳がんのリスクは低く、初産年齢が高い女性(30歳以上)では乳がんのリスクが高くなることもいわれています。

女性の社会進出に比例して、乳がんのリスクが高まっている訳ですね。

 授乳経験有無も乳がんのリスクに関係すると言われています。授乳期間が長くなるほど乳がんのリスクが低下します。ですが、こちらも出産後にすぐ仕事に戻る人が多い現代では中々難しいですよね。

 

肥満

脂質やたんぱく質の多い欧米化した食事はホルモンバランスに悪い影響を与えます。

脂質細胞は、エストロゲンの生産に大きく関わっていることがわかっていて、国立がん研究センターによる研究でも、肥満女性はそうでない女性に比べ乳がんを発症する確率が高いということがわかりました。

長い間、日本人が続けてきた食生活が、ここ100年未満の間に劇的に変わっているのですから、やはり身体に無理があるということなのでしょう。 

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エストロゲン過多には、他にもOC(経口避妊薬 ピル)を長期飲み続けていたり、肝機能が低下しているときも、エストロゲンは過剰になりやすいです。

エストロゲンは肝臓で代謝される成分なので、アルコールを日常的に多く摂取しすぎている人は肝臓が十分にエストロゲン代謝できなくなってしまい、結果過多になってしまうのです。

 

女性ホルモンを整えよう

女性ホルモンを整える食事

女性ホルモンをサポートするイソフラボンは、乳がんを予防する働きがあるということがわかっています。
イソフラボンエストロゲンに似た構造をしているので、エストロゲンよりも先にエストロゲン受容体と結びつくことで、乳がんを誘発する作用を抑制してくれるのです。

大豆に多く含まれていて、生理不順や更年期障害の症状をやわらげるのをはじめ、肌を美しく保ったり、骨粗鬆症を防ぐ働きがあります。

豆乳や納豆、みそ、きなこなどを上手に取り入れましょう!

●豆乳 1パック(200ml) 53.0mg

●豆腐 1/2丁(110g) 55.0mg

●納豆 1パック(50g) 65.0mg

●大豆 (50g) 30.0mg

●きなこ 大さじ1 (6g) 15.6mg

●油揚げ 1/2枚(75g) 52.5mg

●みそ 大さじ1 (18g) 7.2mg

※1日の目安は40mg以上です。

 

女性ホルモンを整える生活

毎日決まった時間に起きよう

規則正しい生活は、ホルモンと自律神経を整える第一歩です。

週末や休日も夜更かしや朝寝坊は控えめにして、決まった時間に起きるようにしましょう。

忙しくても、朝ごはんはきちんと食べよう

リズムのある生活は自律神経の働きを整え、ホルモンバランスの乱れを防ぐことにつながります。

豆乳を飲んだり、トーストやヨーグルトにきなこをプラスするだけでも大丈夫です。

軽く運動をしよう

寝ている間の副交感神経から昼間は交感神経に、自然に切り替わるためには体を動かすことも重要。太陽の光を浴びると身体が「朝が来た」と認識するので、起き抜けはまずカーテンを開け、軽くストレッチしましょう。  

自分なりのリラックスタイムを

お気に入りのハーブティーを入れたり、好きな音楽を聴いたり、アロマを入れた湯船につかったりと自分なりにリラックスできる時間を持ちましょう。身体がほてっていると、眠りに尽きずらいので就寝まで30分以上は開くように入りましょう。

体内時計が乱れることも、がんのリスクになります。夜はきちんと寝ることで、身体が自動的に老廃物を排除してくれます。

 

乳がんは毎月のセルフチェックと、年1の検診を

乳がんは自身で発見することが多く、全体の60%とも言われています。

表面近くにできる事が多いので、毎月チェックすることで違和感に気づき早期発見に繋がります。こちらのサイトがとてもわかりやすいです。

ganclass.jp

マンモグラフィーと超音波では、見つけられるがんが違うと言います。セルフチェックの他に、毎年交互に受けると安心です。

 

この記事が乳がんについてちょっとでも考える機会になればうれしいです。

※ここでの情報は私が独自に調べたもので医者の監修済みなどではありません。私見も入りますのでご理解下さい。

 

Rie