衣替えお手伝いサービス!~クローゼットの整理整頓~
こんにちは。パーソナルスタイリストのRieです。個人のお客様を対象にメイク・美容からファッションまで、トータルアドバイスを行っています。
昨日はお買物同行をお引受けしているKさん宅へクローゼットの整理で伺いました。
私と同世代アラフォーのお客様でもうすぐ2歳になる男の子がいらっしゃるワーキングママです。
「秋冬に着るものがない」ということで、お買い物同行のご依頼を受けたのですが、今シーズン着る予定の洋服についてお聞きすると「今年着られる服があるのかどうかもわからない…」とのお答え。衣替えについてお聞きすると、お忙しく出来ていないご様子でした。
これは、お手持ちの洋服を見させて頂くことで、お買い物の必要性が下がるかもしれないと思い、事前にクローゼットの整理(ワードローブ診断)をさせて頂くことにしました。
家事に育児にお仕事に忙しい現代の女性にとって、衣替えというのはかなりの重労働。そのため、洋服の整理ができないという方は結構いらっしゃいます。
着回している洋服は多くないのに、クローゼットはいつもパンパン。衣替えをきちんと出来ないままシーズンが入れ替わっていくので、持っている洋服が把握しきれない…すると、眠っているアイテムも多いのです。
そういったお客様には、お買い物の前にまずは、ワードローブ診断をオススメしています。
自分の持ち物がわからないまま、(クローゼットがぐちゃぐちゃなまま)洋服を買い足しても、結局ぐちゃぐちゃの仲間入りをしてしまって「素敵な洋服を手に入れた♪」というプラスの感情をあまり感じることができなくなってしまいます。
クローゼットには、自分が素敵になれるアイテムが並んでいるという状態の気持ちよさを知って頂くと、格段にその後のおしゃれに響きます!
ワードローブチェックで出来る事
- 手持ちの洋服を把握できる
- 不必要なものを処分できる
- ご本人では考えつかないコーディネイトを提案できる
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手持ちの洋服を把握できる
どんなアイテムをどのくらい持っているかが可視化されるので、「自分が何を持っているかがわからない」という状態から抜け出せます。
スタイリスト側では、その方の趣味やお買い物の傾向がわかり、不足しているアイテムがわかるので買い足しアイテムを選定するのに役立ちます。
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不必要なものを処分できる
洋服の整理整頓が苦手な方には、これが一番大きなメリットかもしれません。
「物を捨てられない」という方は多いですが、その中で1番多く貯めこんでいるアイテムが洋服だそうです。
「痩せたら着るかも。」
「あんまり好きじゃないけど、貰ったものだから。」
「捨てるのは勿体ない」
「捨てるものが選べない。面倒。」
「(子供服の場合)次の子ができたら」
などといった理由で、着ない洋服を次々としまい込んでる間にクローゼットはパンパン…。急に寒くなって長袖を出したくても、何がどこに入っているかもわからない!!
こんな状況から脱出できます!
洋服の管理が苦手な多くの方は様々な理由で、捨てられない心理に陥っています。
Kさんご本人は「私たぶん洋服の整理ができない病気なんです。」と仰っていましたが、服装に関する心理カウンセリングからわかるのは、Kさんは自分より相手・周囲を優先しがちな性質が強いので、「つい自分の事は後回しになってしまう」というのが1つあります。
もう1つは、「服装に関してはとにかく自信がない=マイナスのイメージ」なので、洋服自体に愛着が持てないというのもあると思います。
そういった方が、ぐちゃぐちゃになったクローゼットを整理するというのは、おそらく心身ともにかなりの動力が掛かるので、人の手を借りるというのも有効な手立てだと思います!
スタイリストは、みんな洋服が大好きなのでお客様のクローゼット整理は、宝物を探すみたいにわくわく♡
恥ずかしかったり、気が引けるかも知れませんが、安心してご依頼下さい!
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ご本人では考えつかないコーディネイトを提案できる
こちらも、自分ではできない事なのでとても喜ばれます。
自分に似合ってるのかもわからず、コーデもかならず上下どちらかはベーシックアイテムというのはありがち。
Kさんも、「合わせたことなーい!」と驚かれていました。
似合うアイテムだとわかると安心して(自信をもって)着られるようになるというのも1つのメリットです。
コーデ自体は、次回のお買物同行の後にまとめて提案させて頂くお約束です。
いざクローゼットの整理へ!
手をつける前のクローゼットはこんな感じでした。
とにかく全部の服を詰め込んでるという状態。
ここから全てを運び出し、1点1点スタイリストが確認していきます。
残す物と捨てるものの選別
写真を撮り忘れてしまったのですが、全て運んだら6畳の部屋が半分埋まるくらいの山が出来ました(笑)
Kさんは、選別中は自分は他の家事ができた方が良いという事でしたので、一任頂き私が1点1点確認しながら、残すもの・捨てるものに分けていきました。
適正量
洋服の適正量は、その方の生活パターンや管理できる洋服の枚数によって変わります。
Kさんの場合は、
・普段着まわしている洋服は結局少ない
・洋服の管理がとことん苦手
・おしゃれかどうかより周りになじむことを優先するタイプ
などの理由から、アイテム数は今の半分以下で十分と判断しました。
秋冬物のアウターを除いたアイテムは56点ありましたので、30点くらいは処分対象としても問題ありません。
選定基準
処分対象の洋服選定は、次の項目に当てはまるかどうかを1点1点確認していきます。
- 着古したアイテム:毛玉や汚れなどがあるもの
- かぶりアイテム:同じ様な色・デザインの物はよほどヘビロテしているアイテムでなければ処分対象
- 箪笥のこやしになっているアイテム:コーデ提案で解決できるものは除く
- 似合わないもの:顔・体型・色の診断より、似合わないものを選別します
- 流行おくれ
昨日、処分対象となったのはこちら。
残った洋服はこちら。
処分:29枚
残す:27枚
ちょうどいいバランスとなりました。
残したアイテムの内訳は、
- ボトム:7枚
- ワンピース:6枚
- トップス:10枚
- カーディガン:4枚
となりました。
作業としては、洋服の状態を確かめながら(痛みなどを見る)アイテムを分類していきます。
毛足の長い可愛い猫ちゃんのいるお宅だったので、コロコロを手にキレイにしながらの選別でした。
今回は、着古したアイテムと、かぶっているアイテムが特に多かったです。
着古したアイテムというのは、一見自分でもできそうな選別なのですが、捨てることに抵抗がある方には難しいです。スタイリストが捨てる理由を説明し、ご納得いただいて処分してもらいます。
スタイリスト側では、選別時にどこのブランドの物か、どんな形や素材が好きかなど、手持ちの洋服を見るとその方の傾向が掴みやすいのでありがたいです。
次回お買物に行く際のターゲットアイテムがだいぶ絞れました!
来週、実際にお買物に行くのでまたリポートします♪では。
Rie