服の色がかぶったらどうする?
こんにちは。パーソナルスタイリストのRieです。30代~40代の個人のお客様を対象にファッション・メイク・美容まで、トータルアドバイスを行っています。
今年は色味のあるアイテムがたくさんあってお買い物も楽しいですね♪
でも、ベーシックカラーと違って色ものがかぶってしまうと気になって、次回着づらくなりますよね。
そんな時は、色を多色使いして人よりおしゃれに着こなします!
こんなに色物アイテムがあふれているのに、多色使いをする人は少ないです。
(ここでいう色には、白・黒・グレーの無彩色は含みません。)
ほとんどの人は、使っても2色。
ワントーンコーデが流行っていたのもあり、色をたくさん使うことには抵抗が生まれているかもしれません。でも、色×色はルールさえ守れば4色くらいまではまとまりも出て、オシャレに着こなすことができます。
他の人があまりやらないので、アイテムがかぶったとしても差が出ます。「トレンドアイテムを買ったら周りもみんな持っててヤバイ‼︎」なんて時は、コーディネートを工夫して1歩先のおしゃれを楽しんじゃいましょう。
カーキのベイカーパンツで見てみよう
カーキは、今年の秋はトレンドというよりはデイリー使いに注目されていて雑誌などでも特集が組まれています。動きやすいのに、女性らしいアイテムとも合わせやすいからカジュアルになりすぎたくない子育てママにも人気のアイテムではないでしょうか。
が、それゆえかぶり率も高い・・・
パンツ:ESTANATION トップス:NATYURAL BEAUTY BASIC(左右とも) ピアス:Ray BEAMS(左右とも) FURLA(左右とも) 靴:piche Abahouse(左右とも) ベルト:Mila Owen(左とも)
右側のコーデはわりと誰もが選ぶ組み合わせではないでしょうか。カーキとベージュは相性がよく上品に見えるので、一見オススメするキレイ目のコーディネイト。でもベーシックなアイテムばかりなゆえ、全身がかぶる可能性も高い。
色みのルール
左側のコーデは、まとまっているように見えるが実は、カーキ・ボルドー・イエロー・ブルーの4色も使っています。色選びにはコツがあります。
まず色味(赤・青・緑など)は、バランスよく違う色を選ぶということ。中学校の理科の授業で習った「色の色相環」を覚えてますか?※下の図参照
この色相環での距離をバランスよく取るのが色味の選び方のポイント。黄・黄緑・緑・青緑・青・紫・赤紫・赤・朱色・オレンジくらいが見分けられれば十分です。
その中で、例えば「オレンジのパンツに合わせて3色使いたい」という場合には、紫のトップス、グリーンの小物などといった様に色を使います。一見派手になりそうに思えるかもしれませんが、今の時期だと暗めの色が多いので大丈夫です。秋は特に多色配色に向いている季節だと思います!
2色のコーディネイトの場合には、色の組み合わせに特にルールはありません。どんな印象にしたいか(なじませるのか、引き立てるのかなど)で、合わせる色を決めていけば大丈夫です。
http://www.sikiken.co.jp/pccs/pccs02.html
出展:日本色研事業株式会社
トーンのルール
色のトーン(ライト/ダークなど)は合わせます。色が多くなればなるほど、トーンは合わせた方がよいです。
今回の場合、鈍い・くすんだトーン~深いくらいまでの色の間で選んでいます。これに、急にビビットで明るい色や薄いほわっとした色が加わると、途端にまとまりなく浮いてしまいます。
同じ青や黄色ではあるけれど、おしゃれというよりは完全に浮いてしまっています。
明確に同じトーンかどうかを計る必要はないので、全体的に見て色の鮮やかさの印象が同じかどうかをチェックして下さい。
全身の鏡があると便利ですが、ない場合は一度床に並べてみるといいでしょう。
せっかく買ったアイテム、箪笥の肥やしにしてはもったいない。コーディネイトの幅が広がればかぶりアイテムも怖くない!
お手持ちの色物もいろいろなコーディネイトを考えてみると楽しいですよ。3色使えればかなりのおしゃれさん♪残りのアイテムは無彩色をつかえばバランスが崩れることもそうありません。
意外な組み合わせが、すごくおしゃれになったりと新たな発見もあるかもしれません。かぶりアイテムに困った時は、ぜひ試してみて下さい。
Rie